自由には副作用がある
夏も後半戦に突入いたしました。
どうも、boku_watashiです。
後半戦を制する者が試合を制するように夏も後半を楽しめば、前半は別に何もなくたっていいんです。後半を楽しめば。後半を。
というわけで海へ来ました。
スペイン、カタルーニャ地方にあるTorredembarraという所です。
さすが8月なだけあってビーチはカラフルな日傘と人々で賑わっています。
打ち付ける太陽から逃げるように早速私も海に入っていきました。
海水が鼻に入るのが嫌なのでシュノーケルゴーグルを付けて、準備バッチコイ。
10mも泳げば周りに人はほとんどいなくなり、私は潜って魚を眺めたり、狂ったように前転したりしていました。
20分ほどバシャバシャ遊んだところでふと、
「脱ぎたい。」
なかなか脱ぎたいって思うことないと思いますけど、急に使命感さえ感じるほど脱ぎたくなっちゃったんですよ。
周りに人がいないか360度しっかり見て、もう一周しっかり見て、意を決して、
取っちゃいました。
露わになるおっぱい。そしてゾクゾク湧いてくる解放感。
そんなんでまた10分ほど魚を追ってみたり、狂ったように後転したり....
誰もいないよな。
別に見られても減るもんじゃないし。
せっかく海に来たんだ。全力で楽しまないでどうする。
...
もーいーや、全部脱いじゃえ。
ということで下も取っちゃいました。
キャー私今全裸。自由!超自由!サイコー!!
目をつぶって波に身を任せたら...
スッゲー気持ちいい!!
なにコレヤバイ。
しかし私の暴走は止まらない。
脳内で、私は海の女王。思わず創作ダンス。
跳ねる水しぶきは私の踊りを一層華やかにしてくれる。
あぁ、なんて幸せなの。エメラルドグリーンの海、雲ひとつない青空、これ以上何を望むって...痛!
痛い痛い痛い痛い
突拍子もなく右腰に激痛が走る。
えっ?!痛いんですけど!超、痛いんですけど!!
急いで岸へ泳ごうとしたら、
ダメじゃん。私全裸じゃん。
側から見たら全裸にシュノーケルゴーグルの変な女だ。こんなんではとても上がれない。
水着、どこぉ(涙)あれぇっ(涙)絡まって着れないよぉぅ(涙)
痛みは右上半身に広がり、絡まったビキニの紐を解くのも精一杯。
焦るな。焦るな私。
震える指でなんとか着て、不恰好な犬かきで浅瀬まで泳いだ。
砂浜に上がってすぐに右腰を見ると、ミミズ腫れのようなものが数カ所。
あ、刺されたわコレ。
急いで救急の所へ行って、
「ムイ、ピカンテ!アキー、ムイ、ムイ、ピカンテ!」
と拙いどこかの言語で説明する。(合ってるのかすら分からん)
すると若いマッチョのお兄ちゃんが何やらスペイン語で説明してくれたが全く理解できない。
「ノーエンティエンドエスパニョール!!」
「オーケー!ウォッシュ!ウォッシュ!!」
「オーヒア?ヒア?ウォッシュ?」
「イェス!ウィズシーウォーターオーケー?」
「オー!オーケーオーケーサンキュー!」
海水で洗えということか。
刺されたのは腰なのになぜか足を引きずって再び海へ入る。
ささっとシーウォーターでウォッシュしてもう一度救急の所へ。
マッチョのお兄ちゃんに氷が入った袋を優しく幹部に乗せてもらい、しばらく沈黙が続いた。
悪くない沈黙だった。
腫れがひどくなったり、痛みが治まらないようだったら病院に行った方がいいよ、と病院と薬局の場所まで教えてくれた。
こうして自分の陣地に戻って、とりあえず休憩することに。
しかしウトウトしたくても痛くてできない。
幹部に触れないようにうつ伏せで顔を上げると、前方にめっちゃキスしてるカップルが。
あーあー上に乗っちゃって、、、いやぁねえ。
シュノーケルゴーグル付けて暴れてたのが恥ずかしくなったよ。
そんなこんなで中々キツイ1日でした。
ことわざにするなら、うーん。
「自由から出たクラゲ」
かな。