スマホ依存症が一週間スマホなしで生活してみた。
スクリーンタイムが一日5時間越えは当たり前です。
でもよく考えたら一日5時間も触ってるって結構やばいですよね。
起きてる時間のうち三分の一はスマホ触ってるってことですよ。
ちょっと自分が本当に空っぽな気がしてきたので実験してみることにしました。
どうも、boku_watashi です。
この実験は、一日のスマホ使用時間が平均5時間を超えている私が、果たしてスマホなしの生活をしてみたら心身にどういった影響を及ぼすかを調べるための実験である。
目的
- いかに自分が依存しているかを知り、今後の生活習慣の改善に繋げる。
- 腰の痛み、眼球疲労とスマホの関係性を調べる。
- スマホのせいでやれていない部屋の片づけと筋トレをやる。
- 新しい趣味を開拓する。
- スマホが無かった時代を疑似体験する。
ルール
- 基本的にスマホを触ること自体を禁止とする。
- 重要連絡があるかもしれないので、朝の5分間だけ見ることができる。
- 電話はかかってきた場合と、かけなければならない場合のみ可とする。
- スマホを持ち出すことは禁止しないが、もちろん外出先でも触ってはいけない。
- 音楽もタッチスクリーンで操作する限り禁止。
- パソコンは、学業と創作活動に関係のあるもののみ可。
着眼点
検証開始
検証一日目(11月16日土曜日)
朝起きて、メッセージが来ているか確認したが来ていなかったため、確認時間が2分で済んだ。
午前中は少し禁断症状みたいなものがあった。気付いたらスマホを探していた。
なので、午後はスマホを別の部屋に置き、目に入らないようにした。
気付いたことは、スマホが無いとやることが何もないということ。
家にある漫画や小説を読み返して一日を過ごした。
この実験をやるにあたって、暇つぶし用に買った「海辺のカフカ ドイツ語版」を読んだが、途中で寝ていた。
せっかくスマホなしの生活をするんだから部屋の片づけをしようと思っていたが、結局やらなかった。
部屋の片づけはスマホがあろうとなかろうとしない人間ということを知った。
検証二日目(11月17日日曜日)
朝起きて、さすがにLINEのひとつやふたつは来ているだろうと確認したが、公式アカウントからしか来ていなかった。なので今日も確認時間は二分で済んだ。
今日は数日前に携帯を無くした妹に私のを貸したので物理的に触れない状態だった。
音楽が聴きたくなったので、CDをかけたがスピーカーがぶっ壊れたのでやめた。
部屋を片付けようと思ったが、今日も片付けなかった。どうやら本当のクズに成り下がったようだ。
不思議とSNSへの中毒はあまり見られない。まあ今見たとしても何も見逃してはいないだろう。
検証三日目(11月18日月曜日)
朝起きて、いい加減来いよLINE。来いよ。と思ってたら3通きてた。うれしい。
本日も3分で確認は終わる。
今日は検証が始まってから初めての平日。学校にスマホをもっていかなかった。
朝の電車では「海辺のカフカ ドイツ語版」のある行を30回ほど読み返して過ごした。
家帰る途中、階段が暗くて、懐中電灯をつけようとしたが携帯を持ってなかったのでちょっとつまづいた。
スマホに対する禁断症状は昨日に比べたら大分少なくなったと思う。
ただ、正直言うとこの検証に飽き始めた。
部屋はいい加減片付けたが、やろうと思っていた筋トレはまだしていない。自己管理できる人間になりたい。
検証四日目(11月19日火曜日)
普通に寝坊したので今日は朝の確認は無し。
検証に飽きたので普通に触った。というかこの文章をスマホで打っている。
今日も学校にスマホを持って行かなかったが、時計を持っていないので時間が分からず授業に大幅に遅れるというハプニングが起こった。知らず知らずのうちに地球は自転を早めているらしい。
帰りにカメラを買いに行ったが普通に道に迷って窮した。人に聞こうとしたが話しかけることが出来ず、いかに自分が今までグーグルマップに依存していたかをひしひしと実感した。
検証五日目(11月20日水曜日)
今日はスマホを持って行かないつもりだったのに何故かポケットに入っていた。でも一日入っていることに気づかなかったので実質持って行かなかったも同然。
私はコミュ障なのでグループでいて会話に入れなかったり、話題が興味なかったりすると携帯を無意味にいじる癖がある。それができないのが辛い。仕方がないのでペットボトルのラベルを読んでいた。
家に帰ったら明日提出の課題をやっていないことに気づいたのでアホみたいにパソコン触った。5時間くらい。スマホ1秒も触ってないのに目が疲れた。虚しい。
検証六日目(11月21日木曜日)
結局課題は終わらず、もう色々面倒くさくなって学校サボった。1日暇なのに携帯がさわれないのは結構キツイので仕方なく人生について思慮を巡らせていた。
人生を折れ線グラフにして表すならここを点にしようと思う瞬間が人生にはたくさんある。いわゆるターニングポイントというものだが。しかしいくらターニングポイントを経験しようとその点の向こうにも続いていく人生があるということを考えると恐ろしく不安になる。
物語には必ず終わりがある。でも物語は起承転結のその後を教えてくれない。
あと不味いパスタを食べた。
検証七日目(11月22日金曜日)
今日休めば四連休やんということで今日もサボった。昨日は家に1日籠っていてちょっと鬱ったので外に出てみることにした。先日10万するカメラを買ったのでカメラを持って街を探索してみた。案外カメラを通して見る世界の方が色鮮やかだったりする。100枚近く撮ったがバッテリーが無くなったのでついでにセラミック食器に絵を描いて、クリスマスマーケットでホットワインを飲んで帰った。
帰りに酔っ払いにオレの写真を撮れと言われ撮ったがブレッブレだった。おそらく私も酔っ払っていた。
結果・考察
私は確実にスマホに依存している。そして世の中がスマホを持っていること前提に動いているので、純粋に生活が不便。pay payなどのスマホ決済サービスを使っている人はさらに不便なのではないか。
部屋の片づけと筋トレは結局せず、自分が空っぽなのはスマホのせいではなく、自分がクズなせいだということも知った。
また、スマホを触らないからといって身体に大きな変化は見られなかった。腰痛や頭痛を本気で治したかったら長期的にスマホの使用時間を減らすべきだと思う。
これから今まで抑えていた反動で利用時間が伸びるのを気を付けたい。
おなかが痛いのでこのへんで終わりにする。