人間失格の毎日

真面目系クズです。どうぞよろしく。

ハッピーエンディンガー

どの場面においても、終わり良ければ全てよしの精神で頑張ればなんとかなる気がします。


どうも、boku_watashi です。

 


本日は、「何事もハッピーエンドで世界は輝く」セミナーにお越しいただき誠にありがとうございます。

 


私、本日講師を努めさせていただきます、僕山私子と申します。

 

 

 

 


昔から映画が好きでよくみていたのですが、ハッピーエンドじゃない映画を見ると1週間くらいはなんだか気分がどんよりしてしまうので中々色々な映画に手を出せないのが悩みでした。

 


ディズニーの世界にハッピーエンド以外はないのに…

 


だったら自分でハッピーエンドにしちゃえばいいんじゃん!!

 


そんなこんなで今では年間300を越える映画をハッピーエンドにして蘇らせております。

 


また、サッドエンドで心に深い傷を負った方への訪問セラピーも行っております。

 

 

 


今日は悲劇の代表格、「ロミオとジュリエット」を私の想像力でハッピーエンドにしたいと思います。

 

ロミオとジュリエットはかの有名な劇作家シェイクスピアによって書かれた物語です。

イタリアの大富豪のモンタギュー家とキャピュレット家は長年争っていました。そんな中で、モンタギュー家の一人息子ロミオはひとりの少女に辛い片思いをしていました。

気晴らしに友人達と出かけたキャピュレット家のパーティーでロミオはジュリエットに一目惚れ、たちまち二人は恋に落ちます。

しかし、ロミオは争いに巻き込まれ、目の前で親友がキャピュレット家のティボルトに殺されます。それに逆上したロミオはティボルトを殺してしまいました。

殺人を犯したロミオは街を永久追放されることになり、悲しみに暮れるジュリエット。

そこで二人の味方だった修道士は命がけの策を提案します。それはジュリエットが2時間だけ昏睡状態になる薬を飲み、周りに死んだと思わせて目覚めた時にロミオと駆け落ちするというものでした。

しかし知らせを受けて駆けつけたロミオはジュリエットを死んだと思い込んで自ら毒を飲んで死んでしまいます。目覚めて冷たくなったロミオを見て成り行きを悟ったジュリエットは、ロミオの短剣で自害し、彼の後を追いました。

 

 

 

悲しいよ!!

あんまりじゃないですかこんなの。

 


でもこんな悲しい物語だって私の手にかかれば素敵なハッピーエンドになります。

 


実はこの物語に出てくる両家、実はこの両家は老舗のチョコレート店のライバル同士なのです。

モンタギューチョコレートは質の高いカカオ豆をふんだんに使った濃厚なビターチョコレートが特徴で、対するショコラ・デュ・キャピュレットはビスケットやアーモンドと絡めたコクのある甘いミルクチョコレートを得意としていました。

この物語が書かれた16世紀中ごろ、イタリア国王マッチョリーニョ2世による厳しい浄化計画のもと、武器は騎士しか持つことが許されず、毒性のある物質はとことん規制されていました。タバコは80%を越える税金がかけられ、睡眠薬は持っているだけでも死刑になる程でした。

そんな中、ショコラ・デュ・キャピュレットはいかにチョコレートを売り込めるか考えるあまり、遂には食べると眠くなるショコラ・デュ・グッナイを発明してしまいました。

対するモンタギューチョコレートは武器を持ってないと不安という国民のために、短剣をかたどったチョコレナイフを発明しました。

しかしこの2つのチョコレートはまだ開発段階で、未だ世には出回っていなかったのです。

そしてこの2つの製品をどうにか誰かに試してもらいたくて、修道士に礼拝に来た人に配るように頼みました。

この修道士、本当はなかなかの策士で、両家が手を組めばもっと素晴らしいチョコレートが生まれると知っていました。なので皆さんが知ってるような策を敢えてねりだし、仲直りさせようとしていたのです。

つまり2人の死は初めから計画されていたと。

勿論ロミオが飲んだ毒は睡眠作用のあるショコラ・デュ・グッナイでジュリエットが自害した剣はチョコレナイフでした。

ロミオは数時間後にちゃんと目を覚まし、ジュリエットはただ溶けたチョコを血と勘違いし気絶しただけでした。

お互いの製品の凄さを知ったモンタギュー家とキャピュレット家は手を組んで多大な富を築きました。

 

 

 

 

 

 

 

 


今は自動車の部品を作っているようです。