人間失格の毎日

真面目系クズです。どうぞよろしく。

人生で一回だけもらった男子からの手紙。

手紙書かないのにシーリングスタンプ買って置き場に困ってます。

 

どうも、boku_watashi です。

買ったときは「よし。これからはLINEじゃなくて手紙や。」と意気込んでたんですけどね。

 

人生で一回だけ男の子に手紙をもらった時の話をしようと思います。

 

自分中学校の大半を海外の学校で過ごしたのですが、主に父の意向で自分の学校が休みの二週間の間だけ日本の中学校に通うことになったんです。

皆と一緒に授業受けて、給食食べてみたいな留学生みたいなことを日本人なのに体験させてもらったんです。

すっごい嫌だったんですけど。

 

それでまあ毎日ほんと嫌々通って。

しかも自宅が徒歩圏内だからという意味わからんルールのせいで毎朝40分くらい歩いて学校行ってました。

変に目立つし授業つまらんし体育の先生怖いし、「はよ二週間終わらんかな」と思いながら。

 

それでやっと最終日が来て、最終日の六時間目に「お別れの挨拶したくないなあ。もうこの授業終わったらなんもなかったかのように静かに帰ろ。」と思って、帰りの会のときもなるべく気配を消して黙ってたんです。

「はよ終わってくれ。はよ終わってくれ。」と思いながら時計と先生を交互に見てたんですけど、なぜかこういう早く終わってほしい時に限って委員会の連絡とかが五個くらいあって全然帰れないんですね。

 

それでも時間は過ぎて、ようやく先生が「これで帰りの会を終わります。」って言ったんです。

「はああああやっと終わったぁぁぁ。」お別れの挨拶をしなくてもよかった安堵と、地獄の二週間が終わった達成感でカバンを持ち上げようとしたその時、

 

 

 

「ちょっと待ったあああああああ!!!!」

 

驚いて隣を見ると、二週間お世話してくれた女の子が立ち上がって叫んでいる。

 

エ、ナニガハジマルノ??頭の中にははてなの大洪水。

 

すると担任の先生が待ってましたと言わんばかりにニヤッとして、

「さっ、私子さん前へ。」

 

いいから。まじでそういう粋な計らいとかいいから。

 

これだったら普通にさらっと別れの挨拶言わしてくれたほうがよかったのに。とか思いながら前に行って、緊張であんまり覚えてないんですが、

「あ、二週間お世話になりました。ありがとうございました。」的な何も面白くない挨拶をして、流石にもういいだろと思ってたら、学級委員的な立場の子が前に出てきて、なんと色紙。

どんだけ暇なんだよ。たかが二週間で色紙とかいいよ。

さらっと見てみると「二週間ありがとう。向こうでも頑張ってね。」的なこれもまた何も面白くない文章が羅列していました。

いや、どう考えても君が私に感謝する必要ないだろ。こっちだろ。するのは。っていうか向こうで私は何をどう頑張ればいいんだ。具体的に言ってくれ。

 

しかも帰りの会が終わってさあもう走って帰ろうとカバンを持ち上げたらなにやら人が集まってきて、何人かに手紙をもらいました。

もう時間と便箋の無駄だからいいよ。っていうか半年くらいいた人の送別二週間しかいなかった人にするなよ。

 

恥ずかしすぎて首まで真っ赤になりながら教室を出たんですが、校門を出たらクラスでもちょっとかっこいい感じのウェイ系の男の子が近寄ってきて、「はい。」って手紙を渡されたんです。

 

人生で異性から手紙を渡されることなんてなかったからうれしくて、その時は「あ、ありがとう。」ってめっちゃ平然装ってましたけど、内心「告白ちゃう?告白ちゃう?二週間で?やるな自分も。ウェッフェッフェ」と思ってました。

 

「じゃ、おれ部活あるから」と言って男の子は学校に戻っていったんですが、田んぼ道をにやけながら小走りで帰ってく途中、もう校舎が見えなくなったかなっていうところで我慢できなくなって皆からもらった手紙を開けたんです。もちろん彼の手紙を一番最初に。

 

内容は、「私子へ。短い間だったけど、楽しかった。ありがとう。うんたらかんたらじゃあ向こうでも元気で」みたいなことが書いてあったんですけど、

 

 

 

 

 

彼英語が苦手だったんですかね。

 

最後の一文が「BEY BEY」になってました。